診療あれこれ

当院の鍼治療

1.鍼は必ずしも「ツボ」に打つものではありません。患者の身体の状態に応じて鍼を打っていきます。腫れていたり、押して痛かったり、熱感や時には冷感を感じることがあり、その時の調子によって身体も変化します。それに応じて治療をしていきます。

2.治療中「鍼は痛くもないし何も感じない」というイメージをお持ちの方がたまにいらっしゃいます。状態にもよりけりですが、例えば硬結(しこり)があるが痛みがなく強めに押しても何も感じないときは、むしろ患部の状態が悪いケースが多いのです。こういった場合には、慎重に治療していきます。

  • Tips
  • 鍼って痛いの?

3.鍼灸院によっては、患部に何本も鍼を刺して一定時間静置したり電流を流したりする所もありますが、当院では1ヶ所鍼をするごとに反応を診ながら、つらいところを治療します。

4.短期的な症状の改善ばかりではなく、「なぜ痛いのか」「なぜつらくなるのか」を考えながら、その患者の病気の素(元来弱い所)を治療していきます。それによって免疫力や抵抗力を上げ、治癒力を高め、病気にかかりにくい身体にすることを目指しております。

*慢性症状の方へ
痛みが消えた=治癒ではなく、一時的に症状が治まった場合が多いです。治療を繰り返すうちに体質が改善され、自然と症状も止まります。また、痛みが続くと気持ちも滅入ってしまいますが、痛みも無くなり身体が良い状態になると、心も楽になり、豊かになり、心身ともに良好となリます。これが一番大切なことです。

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